不倫 ~immorality~
再会―6
ホテルへ入る頃には明るかった空も次第に暗くなり、ビルの窓は明かりに照らされ、ライトアップされた東京タワーが光り輝く。
「どうすればいいの??」
震え声の彩は、同じ言葉を繰り返す。
「彩がオレの腕を抱くようにした時、オッパイの感触にドキッとしちゃった。オレの知ってるオッパイじゃないような気がしたんだけど・・・オッパイだけじゃなく、彩のすべてを見せて欲しい・・・すべてを見たい」
「彩のすべて??・・・ハダカンボになるの??」
「・・・そう、ハダカンボの彩を見たい・・・今、ここで」
「シャワーを使わせて、汗を流してからなら・・・・・ダメッ??分かった。いいよ・・・彩のすべてを見せてあげる・・・今の彩を見て・・・」
ベッドの脇に立った彩は、アッと思う間もなく下着姿になり、見えるはずのない股間と胸を手で覆う。
椅子を引き寄せて彩を正面に見る位置に座った健は、
「きれいだ・・・オレの知ってる彩は、若々しくてスポーツに興じる女性らしい清々しさがあったけど、今の彩は成熟した色気がある」
「ほんとう??・・・きれい??・・・良かった。これも脱がなきゃいけないの??・・・分かった、ハダカンボになるから明かりを消して、お願い」
ナイトテーブルに付いているフットライトだけを残してすべての明かりを消した健は、窓から入り込む月明かりの中に立つ彩を見て抱き付きたくなる衝動をかろうじて耐える。
神々しさを感じさせるほど美しい下着姿の彩は、宝石箱を開けたような夜景さえも引き立て役にしてしまう。
「本当にきれいだよ・・・すべてを見せてくれるね」
20年という時間の経過を彩の身体に感じ取ろうとする健は、冷静さを取り繕うために椅子から立ち上がって冷蔵庫に向かい、ウィスキーの水割りを手にして戻る。
「可愛いよ・・・今、彩を見ているのはオレだけ、お月さまにも見えない・・・」
振り返った彩が見る窓の中の景色は、月明かりでいつもより明るい空は見えても空高くにいる月は見えない。
「笑っちゃいやだよ・・・見て、彩のすべてを見て・・・」
左手で胸を覆ったまま右手を背中に回してブラジャーのホックを外して抜き取り、手ブラ状態になる。
ゴクッ・・・水割りを飲んだ健は一言も漏らす事なく、じっと彩を見つめる。
たじろぐほど強く見つめられる彩は、いたたまれなくなって上半身を抱え込むようにして蹲ってしまう。
「許して、恥ずかしいの・・・昔の健は、こんな意地悪をしなかった・・・」
ゴクッ・・・ハァハァッ・・・無言の健は水割りを口に運び、蹲る彩は息を荒くする。
蹲り身体を縮めたままの彩は、上目づかいに見上げた健の瞳に優しさを感じ取って意を決したように立ち上がる。
胸を覆っていた手を外して乳房を掬い上げるようにしながら腰を卑猥に蠢かす。
「ウフフッ、興奮する??・・・見たい??彩のマンタンを見たいの??見たいって、お願いしなきゃ見せてあげない」
「見たい・・・見せてください。彩のオンナノコを見せてください」
「ハァハァッ・・・見たいの??彩のいやらしいマンタンを見せてあげる・・・」
指が下着越しに割れ目を上下し、染みが徐々に広がっていく。
「ヤンッ、気持ち良くなっちゃう・・・見て、指が濡れてるの・・・」
目の前に突き出された滑りを帯びた指を舐めようとすると、ダメッ、舐めさせてあげない・・・と、指を引き再び股間の割れ目に沿って上下する。
身体を屈めて恥ずかしさに堪えていた彩が、健の知る大胆な彩に変身していた。
20年前、相手を慮りすぎて時に人見知りをする彩が、何かのきっかけで大胆極まりない事をすることがあった。
学生の健が住む狭いアパートでの暑い夏の夜の事、向かいの家の中学生らしい男の子がカーテンに隠れて覗き見するのを知った彩は、何度も着替えをして挑発することがあった。その後、食事に出かけた時に偶然その子に会い、顔を真っ赤にして俯くのを見て、道を聞いてからかうような事をした。
容貌や普段の行いから、彩を知る近所の人には、活発だけど礼儀正しいお嬢さんに育ったねと言われているであろうと想像する健には意外な一面だった。
そんな健に彩は、
「自分でも不思議なんだけど、彩自身がびっくりするような事を大胆にすることがあるの・・・」と言って笑っていた事を思い出させる。
遠い昔の出来事を思いだす健の前で、身体を隠す最後の一枚を足から抜き取った彩は、がっかりしない??健の想い出の中の彩より少し太ってない??と、健気な事を聞く。
「オレの知っている彩は若々しい魅力に溢れていたけど、目の前の彩は洗練された美しさの中に・・・やりたくなるほど好い女だよ」
「フフフッ・・・彩とシタイの??でも、質問に答えてない、太ってない??」
「分かってるくせに・・・繊細で傷つきやすい彩は、自分の身体に自信がなきゃ、たとえオレが相手でもこの状況で肌を晒すわけがない・・・」
「それじゃ、ダメ・・・質問に答えてないから、抱かせてあげない」
生まれたままの姿で月明かりに照らされた白い肌を晒す彩は、健に背中を向けて腰に手をやり振り返る。
20年の時は、健の大好きだった腰から腿にかけてのラインを一層色っぽくし、自分の魅力を効果的に見せつける術も心得させた。
「くびれたウェストから腰へと張り出す量感、プリプリと存在を誇る尻から腿へのラインが大好きだった・・・あの頃よりも、しっとりと女性らしい柔らかさが加わって、見るだけじゃ我慢できなくなっちゃうよ」
後ろ向きの彩は、立ち上がろうとする健を視線で止めて、思わせぶりな言葉をかける。
「ダメッ、座ったままで水割りを飲んでなさい・・・ハァハァッ、本当の彩を見せてあげるから・・・見たくないの??」
「見たい・・・オレだけが知る事になる彩の秘密。本当の彩を早く見たい」
胸と股間を手で覆ったまま正面を向いた彩は、大胆な行為をしながらも羞恥で頬を染めて健を見る。
20年前には慣れ親しんでいたはずの一糸まとわぬ彩を見て、グラスを握る健の指が震える。
ガリッ・・・水割りと共に、氷を口に含み噛み砕く。
「彩の一人エッチを見たい??・・・見せてあげる・・・恥ずかしい、少しでいいからお酒を飲ませて・・・」
水割りを口に含んで近付いた健は、抱きかかえるようにして唇を合わせ、水割りを流し込んでそのままベッドに運ぶ。
「エッチな彩を見たい・・・オレだけが知る彩の姿をこの目に焼き付けたい」
「最後みたいな言い方をしないで・・・今日のためだけに連絡してきたの??」
「良いのかい??」健の言葉を遮るように彩は言葉をつなぐ。
「止めて、そのあとは言わないで。20年前の恨み事をぶつけるつもりだったけど、そんな事はどうでもいい・・・今度は彩のわがままを聞いてもらう」
ホテルへ入る頃には明るかった空も次第に暗くなり、ビルの窓は明かりに照らされ、ライトアップされた東京タワーが光り輝く。
「どうすればいいの??」
震え声の彩は、同じ言葉を繰り返す。
「彩がオレの腕を抱くようにした時、オッパイの感触にドキッとしちゃった。オレの知ってるオッパイじゃないような気がしたんだけど・・・オッパイだけじゃなく、彩のすべてを見せて欲しい・・・すべてを見たい」
「彩のすべて??・・・ハダカンボになるの??」
「・・・そう、ハダカンボの彩を見たい・・・今、ここで」
「シャワーを使わせて、汗を流してからなら・・・・・ダメッ??分かった。いいよ・・・彩のすべてを見せてあげる・・・今の彩を見て・・・」
ベッドの脇に立った彩は、アッと思う間もなく下着姿になり、見えるはずのない股間と胸を手で覆う。
椅子を引き寄せて彩を正面に見る位置に座った健は、
「きれいだ・・・オレの知ってる彩は、若々しくてスポーツに興じる女性らしい清々しさがあったけど、今の彩は成熟した色気がある」
「ほんとう??・・・きれい??・・・良かった。これも脱がなきゃいけないの??・・・分かった、ハダカンボになるから明かりを消して、お願い」
ナイトテーブルに付いているフットライトだけを残してすべての明かりを消した健は、窓から入り込む月明かりの中に立つ彩を見て抱き付きたくなる衝動をかろうじて耐える。
神々しさを感じさせるほど美しい下着姿の彩は、宝石箱を開けたような夜景さえも引き立て役にしてしまう。
「本当にきれいだよ・・・すべてを見せてくれるね」
20年という時間の経過を彩の身体に感じ取ろうとする健は、冷静さを取り繕うために椅子から立ち上がって冷蔵庫に向かい、ウィスキーの水割りを手にして戻る。
「可愛いよ・・・今、彩を見ているのはオレだけ、お月さまにも見えない・・・」
振り返った彩が見る窓の中の景色は、月明かりでいつもより明るい空は見えても空高くにいる月は見えない。
「笑っちゃいやだよ・・・見て、彩のすべてを見て・・・」
左手で胸を覆ったまま右手を背中に回してブラジャーのホックを外して抜き取り、手ブラ状態になる。
ゴクッ・・・水割りを飲んだ健は一言も漏らす事なく、じっと彩を見つめる。
たじろぐほど強く見つめられる彩は、いたたまれなくなって上半身を抱え込むようにして蹲ってしまう。
「許して、恥ずかしいの・・・昔の健は、こんな意地悪をしなかった・・・」
ゴクッ・・・ハァハァッ・・・無言の健は水割りを口に運び、蹲る彩は息を荒くする。
蹲り身体を縮めたままの彩は、上目づかいに見上げた健の瞳に優しさを感じ取って意を決したように立ち上がる。
胸を覆っていた手を外して乳房を掬い上げるようにしながら腰を卑猥に蠢かす。
「ウフフッ、興奮する??・・・見たい??彩のマンタンを見たいの??見たいって、お願いしなきゃ見せてあげない」
「見たい・・・見せてください。彩のオンナノコを見せてください」
「ハァハァッ・・・見たいの??彩のいやらしいマンタンを見せてあげる・・・」
指が下着越しに割れ目を上下し、染みが徐々に広がっていく。
「ヤンッ、気持ち良くなっちゃう・・・見て、指が濡れてるの・・・」
目の前に突き出された滑りを帯びた指を舐めようとすると、ダメッ、舐めさせてあげない・・・と、指を引き再び股間の割れ目に沿って上下する。
身体を屈めて恥ずかしさに堪えていた彩が、健の知る大胆な彩に変身していた。
20年前、相手を慮りすぎて時に人見知りをする彩が、何かのきっかけで大胆極まりない事をすることがあった。
学生の健が住む狭いアパートでの暑い夏の夜の事、向かいの家の中学生らしい男の子がカーテンに隠れて覗き見するのを知った彩は、何度も着替えをして挑発することがあった。その後、食事に出かけた時に偶然その子に会い、顔を真っ赤にして俯くのを見て、道を聞いてからかうような事をした。
容貌や普段の行いから、彩を知る近所の人には、活発だけど礼儀正しいお嬢さんに育ったねと言われているであろうと想像する健には意外な一面だった。
そんな健に彩は、
「自分でも不思議なんだけど、彩自身がびっくりするような事を大胆にすることがあるの・・・」と言って笑っていた事を思い出させる。
遠い昔の出来事を思いだす健の前で、身体を隠す最後の一枚を足から抜き取った彩は、がっかりしない??健の想い出の中の彩より少し太ってない??と、健気な事を聞く。
「オレの知っている彩は若々しい魅力に溢れていたけど、目の前の彩は洗練された美しさの中に・・・やりたくなるほど好い女だよ」
「フフフッ・・・彩とシタイの??でも、質問に答えてない、太ってない??」
「分かってるくせに・・・繊細で傷つきやすい彩は、自分の身体に自信がなきゃ、たとえオレが相手でもこの状況で肌を晒すわけがない・・・」
「それじゃ、ダメ・・・質問に答えてないから、抱かせてあげない」
生まれたままの姿で月明かりに照らされた白い肌を晒す彩は、健に背中を向けて腰に手をやり振り返る。
20年の時は、健の大好きだった腰から腿にかけてのラインを一層色っぽくし、自分の魅力を効果的に見せつける術も心得させた。
「くびれたウェストから腰へと張り出す量感、プリプリと存在を誇る尻から腿へのラインが大好きだった・・・あの頃よりも、しっとりと女性らしい柔らかさが加わって、見るだけじゃ我慢できなくなっちゃうよ」
後ろ向きの彩は、立ち上がろうとする健を視線で止めて、思わせぶりな言葉をかける。
「ダメッ、座ったままで水割りを飲んでなさい・・・ハァハァッ、本当の彩を見せてあげるから・・・見たくないの??」
「見たい・・・オレだけが知る事になる彩の秘密。本当の彩を早く見たい」
胸と股間を手で覆ったまま正面を向いた彩は、大胆な行為をしながらも羞恥で頬を染めて健を見る。
20年前には慣れ親しんでいたはずの一糸まとわぬ彩を見て、グラスを握る健の指が震える。
ガリッ・・・水割りと共に、氷を口に含み噛み砕く。
「彩の一人エッチを見たい??・・・見せてあげる・・・恥ずかしい、少しでいいからお酒を飲ませて・・・」
水割りを口に含んで近付いた健は、抱きかかえるようにして唇を合わせ、水割りを流し込んでそのままベッドに運ぶ。
「エッチな彩を見たい・・・オレだけが知る彩の姿をこの目に焼き付けたい」
「最後みたいな言い方をしないで・・・今日のためだけに連絡してきたの??」
「良いのかい??」健の言葉を遮るように彩は言葉をつなぐ。
「止めて、そのあとは言わないで。20年前の恨み事をぶつけるつもりだったけど、そんな事はどうでもいい・・・今度は彩のわがままを聞いてもらう」
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