おとぎ話
膝枕-4
「見るだけじゃ、いやっ・・・可愛がって・・・あなたに抱かれて気持ち良くなりたかったの・・・」
体重を掛けないように注意しながら覆い被さり、唇を合わせてバスローブに手を掛ける。
「脱いじゃう・・・こんな事をするのは、いやっ??はしたないと思う??」
仰向けに寝たままでは脱ぎにくく、もどかしく思う美緒は突然起き上がってバスローブを脱ぎすてる。
「クククッ・・・お茶目で可愛いよ」と言いざま、美緒の身体を仰向けから俯せに反転させ、腰の辺りから指の爪先で脇腹を撫で上げる
「ヒィィッ~、ウッウッ、クゥッ~・・・電気が走ったみたいに変な感じ・・・うぅうん、気持ち良いの・・・」
ベッドに突っ伏した美緒に覆い被さり、肩から首筋を鼻先でなぞる。
「好い匂いがする・・・上品で洗練された街角を歩くオレが官能的でミステリアスな悪女とすれ違う光景を想像する」
「ウフフッ、それって褒め言葉なの??・・・悪女は贅沢なの、簡単には満足しないよ」
染み一つない白い背中に両手の指を立てて触れるか触れないかの微妙なタッチで撫で回す。指先が産毛の存在を感じるような繊細さで縦横無尽に動き回る。
「アウッ、なに??・・・すごい、毛穴が開き産毛が立ち上がってくるような感じがする・・・気持ちいぃ・・・」
指を立てたまま右手は右腿に、左手が左腿を這い回ると美緒の口から、ウッウッ、アッ、アンッと吐息が漏れ始める。
手の平が腿の裏を撫でて指先で摘まむように膝裏を刺激しながら背骨の両側を舌が這い、同じ場所を唇が刺激する。
鼻先でなぞり息が肌を刺激する。十本の指は休むことなく這い回り、美緒は唇を噛んで吐息が漏れるのを我慢して両手はシーツを掴む。
オレは髪に顔を埋めて熱い息を地肌に吹きかけ、息を吸い込んで美緒の香りを楽しむ。
「ヤンッ、髪の匂いなんか嗅がないで・・・はずかしいよ」
「どうして、恥ずかしがることはないよ。美緒の髪の毛一本、足の指まですべて味わいたいよ」
「クククッ、ほんとう??・・・もっとやって、今度はこっち・・・好き」
俯せから仰向けに姿勢を替えた美緒はオレと視線が合うと、一言囁き自然と口元を緩めて目を閉じる。
最後に漏らした、好きと言う言葉は愛撫を指すのかオレの事を言っているのか、一瞬考えてみたもののこだわる事はないと思い愛撫を続けることにする。
チュッ・・・イヤンッ、ウフフッ・・・わざと音を立てて唇を合わせ、美緒の意識をオレに向かわせる。
意志が強く生意気そうに尖った顎を甘噛みして首に舌を這わせると、顎を仰け反らせて白い喉を見せ、アンッ、いぃ、ガツガツしてないのが好いの・・・と感に堪えないような声を漏らして唾を飲む。飲み込んだ唾液が白い喉を通過する様子が艶めかしい。
片方の乳房を揉みながら鎖骨の窪みに沿って舌を這わせる。
乳房を揉む手はそのままに、舌と唇は鎖骨から肩を経て脇腹を舐めながら時に甘噛みも交える。
ブ~ンブ~ン・・・エアコンの音、美緒とオレの下着を入れた乾燥機の音が静かな部屋で振動音を立てている。それらに交じって、ンッ、ンッ、アウッアァッ~・・・シャリシャリッ・・・秘めやかな吐息に交じり、身悶える美緒がシーツを擦る音がする。
秘密めいた静かな音や声が部屋の空気を淫靡なものに変えていく。
「どうして、もっと早く誘わなかったんだろう・・・こんなご馳走が目の前に居たって言うのに・・・」
「アンッ・・・ほんとう??本当にそう思ってる??・・・まだ、前菜の途中だよ、オッパイの先っちょも味わってくれる??・・・それからメインディッシュの材料を吟味して、調理の仕方を考えてくれなきゃ・・・アウッ、いいの、そこがいぃ、待ってたの・・・」
オレは美緒を見つめ、美緒は恥じらいを帯びながらもキラキラと瞳を輝かせてオレを見つめる。
「キスして・・・」
美緒の声は震え、オレは黙したまま頷く。美緒の頬に手を添えて唇を近付けていくと目を閉じる。
閉じた瞼に唇を合わせて舌を左右に這わせ、鼻梁を鼻先で擦りながら下りていき唇を重ねる。
「好きだよ・・・」
「私も・・・舌や指の愛撫も感じるけど、今の好きだよって言葉が一番気持ち良かった・・・もう一度言って、だめっ??」
「ダメなもんか・・・美緒が好きだ。今までも大切な物はあったけど、これからは美緒が一番大切だよ」
「アァ~ン、私を気持ち良くさせるのが上手・・・私は、私はね、前からあなたが一番大切だった。お店に来てくれるだけでその日は幸せな気持ちになれたの・・・今日は、やっと・・・ウフフッ」
「見るだけじゃ、いやっ・・・可愛がって・・・あなたに抱かれて気持ち良くなりたかったの・・・」
体重を掛けないように注意しながら覆い被さり、唇を合わせてバスローブに手を掛ける。
「脱いじゃう・・・こんな事をするのは、いやっ??はしたないと思う??」
仰向けに寝たままでは脱ぎにくく、もどかしく思う美緒は突然起き上がってバスローブを脱ぎすてる。
「クククッ・・・お茶目で可愛いよ」と言いざま、美緒の身体を仰向けから俯せに反転させ、腰の辺りから指の爪先で脇腹を撫で上げる
「ヒィィッ~、ウッウッ、クゥッ~・・・電気が走ったみたいに変な感じ・・・うぅうん、気持ち良いの・・・」
ベッドに突っ伏した美緒に覆い被さり、肩から首筋を鼻先でなぞる。
「好い匂いがする・・・上品で洗練された街角を歩くオレが官能的でミステリアスな悪女とすれ違う光景を想像する」
「ウフフッ、それって褒め言葉なの??・・・悪女は贅沢なの、簡単には満足しないよ」
染み一つない白い背中に両手の指を立てて触れるか触れないかの微妙なタッチで撫で回す。指先が産毛の存在を感じるような繊細さで縦横無尽に動き回る。
「アウッ、なに??・・・すごい、毛穴が開き産毛が立ち上がってくるような感じがする・・・気持ちいぃ・・・」
指を立てたまま右手は右腿に、左手が左腿を這い回ると美緒の口から、ウッウッ、アッ、アンッと吐息が漏れ始める。
手の平が腿の裏を撫でて指先で摘まむように膝裏を刺激しながら背骨の両側を舌が這い、同じ場所を唇が刺激する。
鼻先でなぞり息が肌を刺激する。十本の指は休むことなく這い回り、美緒は唇を噛んで吐息が漏れるのを我慢して両手はシーツを掴む。
オレは髪に顔を埋めて熱い息を地肌に吹きかけ、息を吸い込んで美緒の香りを楽しむ。
「ヤンッ、髪の匂いなんか嗅がないで・・・はずかしいよ」
「どうして、恥ずかしがることはないよ。美緒の髪の毛一本、足の指まですべて味わいたいよ」
「クククッ、ほんとう??・・・もっとやって、今度はこっち・・・好き」
俯せから仰向けに姿勢を替えた美緒はオレと視線が合うと、一言囁き自然と口元を緩めて目を閉じる。
最後に漏らした、好きと言う言葉は愛撫を指すのかオレの事を言っているのか、一瞬考えてみたもののこだわる事はないと思い愛撫を続けることにする。
チュッ・・・イヤンッ、ウフフッ・・・わざと音を立てて唇を合わせ、美緒の意識をオレに向かわせる。
意志が強く生意気そうに尖った顎を甘噛みして首に舌を這わせると、顎を仰け反らせて白い喉を見せ、アンッ、いぃ、ガツガツしてないのが好いの・・・と感に堪えないような声を漏らして唾を飲む。飲み込んだ唾液が白い喉を通過する様子が艶めかしい。
片方の乳房を揉みながら鎖骨の窪みに沿って舌を這わせる。
乳房を揉む手はそのままに、舌と唇は鎖骨から肩を経て脇腹を舐めながら時に甘噛みも交える。
ブ~ンブ~ン・・・エアコンの音、美緒とオレの下着を入れた乾燥機の音が静かな部屋で振動音を立てている。それらに交じって、ンッ、ンッ、アウッアァッ~・・・シャリシャリッ・・・秘めやかな吐息に交じり、身悶える美緒がシーツを擦る音がする。
秘密めいた静かな音や声が部屋の空気を淫靡なものに変えていく。
「どうして、もっと早く誘わなかったんだろう・・・こんなご馳走が目の前に居たって言うのに・・・」
「アンッ・・・ほんとう??本当にそう思ってる??・・・まだ、前菜の途中だよ、オッパイの先っちょも味わってくれる??・・・それからメインディッシュの材料を吟味して、調理の仕方を考えてくれなきゃ・・・アウッ、いいの、そこがいぃ、待ってたの・・・」
オレは美緒を見つめ、美緒は恥じらいを帯びながらもキラキラと瞳を輝かせてオレを見つめる。
「キスして・・・」
美緒の声は震え、オレは黙したまま頷く。美緒の頬に手を添えて唇を近付けていくと目を閉じる。
閉じた瞼に唇を合わせて舌を左右に這わせ、鼻梁を鼻先で擦りながら下りていき唇を重ねる。
「好きだよ・・・」
「私も・・・舌や指の愛撫も感じるけど、今の好きだよって言葉が一番気持ち良かった・・・もう一度言って、だめっ??」
「ダメなもんか・・・美緒が好きだ。今までも大切な物はあったけど、これからは美緒が一番大切だよ」
「アァ~ン、私を気持ち良くさせるのが上手・・・私は、私はね、前からあなたが一番大切だった。お店に来てくれるだけでその日は幸せな気持ちになれたの・・・今日は、やっと・・・ウフフッ」