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不倫 ~immorality~

再会―10

視線による愛撫は被虐心を募らせて身体の奥に潜む官能に火をつける。
ハァハァ、ハァハァッ~・・・バスローブを着たままの健の目に肌を晒す彩は、指や舌による愛撫を受けることなく痺れるような快感に息を荒くする。
「今日の健は、彩の知る健じゃない・・・」
「それは彩が変わったからだろう・・・オレは同じだよ」
「彩も変わったかもしれないけど、健はこんなに意地悪じゃなかったよ・・・いつまでも見られるだけじゃ変になっちゃう。早く、可愛がって・・・早くっ」

蜜を滲ませながらも秘めやかな姿を保つバギナに指を添えて息を吹きかける。小陰唇がフルフル震え、隠れていた薔薇の花がそっと姿を現して清楚な姿で佇んでいたバギナが卑猥な姿に変身する。
姿を現した朝露に濡れたような花弁は、妖艶な姿と香りで虫を誘う食虫植物のような貪欲さを感じさせる。
息を吹きかけると太腿がフルフル震えて白い喉を見せながら仰け反り、ウッウゥゥ~ッと切なそうな吐息を漏らす。その声に吸い寄せられるように健は胸一杯に芳しい香りを吸い込み、舌を伸ばす。
伸ばした舌はバギナに触れることなく儚げに生え揃う恥毛を舐めて、口に含む。
「いたいっ・・・痛いけど気持ちいい。噛んで抜いちゃってもいいよ・・・ウッ、だめっ、抜くのは止めて・・・痛い」
健の舌は臍の周囲を這い、脇腹を撫で上がった手の平が乳房をヤワヤワと揉み始める。
彩の下半身に覆い被さる健が声をかける。
「重くない??」
「昔と同じ・・・彩に負担をかけないようにしてくれるのが不満だよ。彩の身体に夢中になって、時には重いって文句を言ってみたいと思う時もあるよ・・・」
「そうか・・・でも、夢中になっても大切な宝物は傷つけないようにしないとね・・・」
「アンッ、喜ばせるのが上手・・・キスマークを付けて。彩はオレのものだって言う印をつけて」
「無茶言うなよ・・・良いの??ホントだね??」

彩の白い肌を睨め回した健は、内腿を撫でるように手で刷き顔を近付けていく。
「本当に良いんだね??」
羞恥で朱に染めた瞳で見つめる彩は、言葉を口にせずに頷いて返事に替える。
付け根近くの内腿に唇を付けて音が出るほど吸い上げた健は、上気した顔で見つめ続ける彩に視線を合わせる。
「付いたの??」
「あぁ、しっかりと印が付いた。これで彩はオレのものだよ・・・キスマークが消えて、ご主人と愛し合うまではね」
「あのね・・・うぅうん、何でもない・・・」
一瞬曇った彩の表情が気になる健は、二人の間に再び隙間ができることを恐れて何も問わずに視線を落とす。
「どうしたの??キスマークが巧くつかなかったの??」
自分の言葉が原因で健の表情に陰りが生まれたことを知る彩は、明るく振る舞い壊れそうになる雰囲気を戻そうとする。
20年前、真剣に愛し合った二人だけに、唐突な別れが未だ尾を引き繊細で臆病な関係が続く。

健は正しく思いを伝える言葉が見つからず、行動で伝えようとして彩の身体に覆い被さり、乳房を揉み先端を口に含む。
「ウッウゥゥ~、もっと強く。忘れさせて・・・今は健だけ・・・」
顔を見ようともせず、不安を宿す彩の幻影を追い払おうとするかのように荒々しく乳房を揉みしだき。両足の間に押し入れた腿を股間に押し付ける。
満足したばかりだというのに股間に隆々と力が漲り、彩と健、二人の下腹部の間で苦しげにもがく。
彩の先ほどの言葉。あのね・・・に続くのは、ご主人に対する後悔の気持ちと誤解する健は、持って行き場のない気持ちから甘噛みする乳首に力を込める。
「痛いッ・・・いいの、乳首がもげちゃうくらい噛んで・・・もっと」
健の気持ちを理解しつつも、生来の性格で自分に対する過ちを許せない彩は、我慢できないほどの痛さを感じることで自身を許そうとする。
ギリギリッ・・・ウググッ、痛い・・・ハァハァッ・・・時間の経過と共に彩に対する愛おしさが募ると同時に、人妻とのセックスを望んだ自分を許せない気持ちが強くなる。

健の心の内を察した彩は、
「何も考えないで・・・健に抱かれたいと思ったから来たの。悪いのは健だけじゃない、罰を受けるなら二人一緒だよ・・・可愛がって、昔のように何も考えないで可愛がってくれないと、嫌」
彩の言葉で健の動きは一瞬止み、次の瞬間、乳房から下腹部に向かって舌と唇を這わせ、両手は脇腹を撫で下ろして腰から腿を這い回る。
躊躇することなく大陰唇に指を添えて開き、音を立てて滲み出た蜜を吸い取る。
ズズッ、ズズズッ・・・「そう、それが好いの。何も考えないで・・・今は彩の事だけ・・・」
両手で襞を押し広げて止めどなく蜜を滴らせる膣口に舌を侵入させ、二度三度と出し入れを繰り返すと彩の口から、ウッウゥゥッ~、たまらない・・・と押し殺した喘ぎ声が漏れる。
ジュルジュルッ・・・舌が膣壁を擦ると同時に鼻先がクリトリスを刺激する。20年前を想い出した彩の身体は歓喜に震えて首を支えにして背中を弓なりに反りかえる。

熱い吐息と温かい舌が熟れた身体の奥に潜む官能に火を点け、健の肌に触れていても忘れようとしても忘れられなかった夫の顔が意識から遠のいていく。
「アァ~、たまんない・・・健の事が好き。もっと、早く会いたかった・・・」
「オレだって、こんなに興奮するとは思わなかった。彩を目の前にしたら昔に戻ったようで、若くなったよ・・・何度でもできそうだ」
今はただ、肌を重ねて互いの存在を確認し、愛を確かめるしか術はない。
両手の指先でクリトリスを愛撫しながら舌が会陰部から鼠蹊部を舐め上げる。
ウググッ、ヒィッ~、たまんない・・・湿り気を帯びた指先がクリトリスを左右から挟んで擦ると悦びの声を上げながら仰け反って逃げようとし、会陰部を乾いた舌先でチロチロ刷くとアナルがヒクヒクと息をする。鼠蹊部を舌が這い、チュゥ~と音を立てて吸うと真っ赤な薔薇の花のようなバギナをあからさまにしながら身体を捩る。
「可愛いよ・・・オレが知ってる彩と同じ。忘れようとして忘れられなかった彩のオンナノコ・・・」
「クゥゥッ~、すごい・・・彩も忘れてなかったよ。身体も忘れてなかった・・・健の身体を確かめたい、昔と同じかどうか・・・舐めさせて、舐めたいの・・・」
「ダメだよ。まだ、彩のすべてを確かめてない・・・アチコチ探検しないと・・・」

指や手の平だけではなく、舌と唇の愛撫に甘噛みを交えて鼠蹊部から足首に至り、足指の付け根を刺激しながら俯せにさせ、膝裏を経て腿の裏から背中へと舌を這わせる。
指を折って爪で脇腹を撫で上がり、同じ場所を指の腹で撫で下ろすと彩の指はシーツを掴んで快感を堪える。
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ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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