2ntブログ

彩―隠し事 51

土曜日の夕方   

<<妄想と現実を織り交ぜて、妄想から、ほんの少し現実に近い夢のような話にしたいなと思っていたのですが、ローズステークスが私の勘違いや台風の影響もあって現実離れしたものになってしまいました。間違いは土曜開催ではなく日曜開催だったこと。間違いに気付いた時点で前日発売を買ったことにしようと思ったのですが台風の接近で開催中止の可能性があるとの事で前日発売が中止になったらしいのです。三連休ということで金曜から友人を訪ねて香港に行っていたので馬券購入を頼んだ友人のメールで色々知りました。具体的に馬名を挙げて書いたので購入金額を少しだけ増額してそっくりに買いました。今年二度目の馬券購入でしたが結果は外れで15000円のマイナス>>


緑地公園の外れでこんもりと生い茂る木々に隠れるようにして彩の上半身を守るセーターをたくし上げ、器用にホックを外したブラジャーをずり上げて乳首に吸い付く。
「だめ、いやっ、見られちゃう。やめて……」
「大丈夫、ここには誰も来ないし、どこからも見えない。彩の素晴らしい身体を自然の中で見てみたい」

健志の言葉でまたもや昔の記憶が蘇る。
隣家の男子に着替える姿を覗き見されてゾクゾクするような得も言われぬ快感に股間を濡らしたことがある。
先日、秘密クラブで見知らぬ人たちの前で下着だけ残して縄をかけられた時、身体の芯がぞくぞくするような快感で熱くなり、気付いた時には股間を濡らして乳房の先端を尖らせ、息をするのも苦しくなるほど昂奮していた。

「ほんとう??誰もいない??見えないよね??」
彩の声は不安に勝る性的好奇心で上擦り、付近を見回す視線に心もとなさを感じさせる事はなく淫蕩さを宿す。
無意識のうちに乾いた唇に潤いを与えるために舌を這わせる色っぽさに嗜虐心を刺激された健志は左手で彩を抱き寄せて唇を合わせ、舌を侵入させて唾液を流し込み、右手は前ボタンスカートのボタンを一番上だけ残して外してしまう。
「いやっ、やめて、エッチ……」
その声に抗議や詰る様子を感じさせることがないどころか、太腿に股間を押し付けて挑発する。

「ハァハァッ、本当に見られるのは嫌だけど、見られるかもしれないってドキドキするのは昂奮する……昂奮し過ぎで心臓が爆発しちゃいそう」
「確かめてみよう」
ザックリセーターの中に手を入れた健志は、ホックを外したブラジャーのストラップを左肩から抜いて袖から抜き取り、右側も同様にして最後にセーターの裾からブラジャーを引き抜いて抗議する間もなくポケットに入れる。
肩まで捲り上げたセーターのせいで剥き出しになった上半身は、羞恥と昂奮を混在させて微かに赤みを帯びる。
手の平を左右に広げて左胸の膨らみを掬うように頂上に向かって揉み上げ、最後は親指と中指で先端を摘まんでブルブル震わせる。
アウッ、いやっ、ウゥッ~……足を震わせて目を閉じ、声を漏らすまいとして右手を口に押し付けて左手で健志を掴んで倒れそうになる身体を支える。
二度目も同じように左胸を揉みあげて最後は先端を手の平で転がすように擦り、右胸の乳輪を舌先がなぞり、口に含んで甘噛みをして震わせる。
「ウッウックゥッ~、こんなところで、ヒィッ~……」
「彩、オッパイの先端が尖って零れ落ちそうだよ。気持ちいいんだね??」
「うそっ、こんな処で剥き出しにされたオッパイを弄られても気持ちよくなれない。ハァハァッ……恥ずかしい」
「彩の股間に押し付けたオレの太腿が湿っぽく感じているんだけど、どうしたんだろう??確かめてみよう」
アッという間もなく、あっけにとられる彩の足元にしゃがみ込んだ健志は、たった一つ残ってスカートを守っていたボタンを外してしまう。
スカートははらりとその場に舞い落ちてピンクのショーツをあからさまにする。

「あんっ、いやっ……やっぱり、健志はエッチ。彩の事を好きだって言いながらこんな恰好にする……いじわる」
左手で胸を抱いて右手で股間を覆った彩は蹲り、林の奥と左右を確かめ、背後を振り返っても人の気配がないことに安心する。
上目遣いに健志を見上げて甘く媚びを含んだように聞こえる声で抗議する。
「そうだよ。オレが意地悪なのを知らなかったの??」
言うが早いか、蹲ったまま両手で身体を守ろうとする彩の無防備になったセーターを抜き取ってしまう。
「ヒィッ~、いやっ、だめ、だめっ……こんな処で……」
蹲ったまま身体を丸めて両手で抱きかかえる彩の身体が落ち着くのを待って健志は声をかける。
「彩の素晴らしい身体を自然の中で見てみたいと言ったけど、今、見せてくれないか」
「健志にとって彩は単なるセフレ??都合の良い女??そんな女だったら、これも遊びの一部分、続けてもいいけどね」
「……そうか、ダメか。彩を都合の良いセフレとは思えないよ。いいよ、エッチな気持ちの方が勝っているけど、大好きな彩のすべてを自然の中で見たいと思ったのも嘘じゃない。好きだと言えるけど、それ以上の言葉を口に出来ないのが残念だよ」
「そうね、彩は人妻であることに違いがない……でも、健志は女を分かっているようでわかってない。女はね好きな男に不合理な命令をされても嬉しいと思うことがあるんだよ……彩はね、ずっと昔、高校生時代から恥ずかしい姿を見られたいって思いを心の中に隠して生きてきたの。仲の好い友人に連れられて行ったSMショークラブで眠っていた彩が目覚めたみたいなの。健志は、そんな彩を満足させてくれる王子様、白馬に乗った王子様なの……見てくれる??彩のすべてを見てくれるの??」

丸めた身体を抱きかかえる両手を解いた時、彩の表情に不安は欠片も残らず笑みさえ浮かべて立ち上がる。
「きれいだよ。染み一つない白い肌は透明感を湛え、黒髪は陽光を反射して絹糸のように艶々と輝いている」
川柳の木を背にして立つ彩の白い肌に木々の間をすり抜けた木漏れ日がまだら模様を描く。
身体が揺らめき、木々の葉が風を受けると彩の顔や白い肌に描かれた模様が優しく変化して見つめる健志は飽きることがない。

「少しだけ歩いちゃおうかな……彩の後ろを見張ってね」
平気な振りをしても誰かに覗かれるのではないかというわずかに残る不安が健志にこの上ない色気を感じさせる。
木漏れ日を受ける彩は抱きたいと思うよりも美しさが勝る。
その美しい彩が不安げな表情を浮かべて前かがみになると、健志の中に守ってあげたいという感情が湧き、抱きしめたくなる。
下着一枚だけを着ける美しくて可愛い彩をこの胸に抱きしめた時、オレは性的な欲求を我慢できるだろうかと野卑な思いが脳裏をよぎる。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード