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彩―隠し事 292

淫 -19

「ウッウッ、ヒィッ~、きつい……オチンポが二つも、ハァハァッ、壊れちゃう」
喘ぎ声とも悦びの声とも思えない声は悲鳴としか感じられず健志の動きが止まり、彩の表情を目の前に見る悠士も労わるように背中を撫でる。
「ゆっくり動いてみて、ゆっくりだよ……ウグッ、クゥッ~……」
子宮口に届くほど奥深くまで突き入れていた悠士は中ほどまで引き抜き、健志は新たに垂らしたローションを馴染ませるために円を描くようにゆっくりと動かし、腰に手を添えて細かく出し入れを繰り返して徐々にストロークを深くする。

窄まりの入り口を巻き込んでアナルに突き入り、引き抜かれるときはカリにアナル壁が擦られて痛いと思うわけでもなく、アナルオナニーで得られる背徳感を伴う快感でもなく言葉で表現しようのない違和感に襲われる。
二つの穴を隔てる薄い壁を挟んで二人のペニスが擦り合う感触が彩にはっきりと伝わり、二つの穴にオモチャを挿入するオナニーよりもはるかに大きな圧迫感で口を閉じることを忘れて間断なく喘ぎ声を漏らし続ける。
「ヒィッ~、すごい、クゥッ~……きついっ、アッアッ、アウッ……ゆっくり、ハァハァ、ゆっくり動いてみて……クゥッ~」
一度火が点くと身体が止めてほしいと思っても気持ちがそれを許さず、気持ちが止めてほしいと思っても身体が新たな刺激を求めて下半身を妖しく揺すって健志を刺激し、赤く燃える瞳が悠士を見つめて獣欲を昂らせる。

尻を揺すってアナル責めを求める彩に嗜虐心を募らせる健志は細かく出し入れを繰り返しながらついに根元まで押し入り、押し付けた股間で円を描き視線の合った悠士に頷く。
フゥッ~と息を吐いた悠士は覆いかぶさる彩に手を添えて股間を突き上げる。
「グゥッ~、オチンチンがゴリゴリする。壁が破れてしまいそうなほどきつい……ハァハァッ、ウググッ……」
二つの穴のそれぞれにペニスを挿入されたせいで薄い壁が破れると思わないし、痛いわけでもなく経験したことないような気持ち善さを味わうわけでもないのに心臓は早鐘をうち、アナルとバギナの襞がペニスを包み込もうとしているように感じて頭の中が白くなる。
「悠士のチンポと薄い壁を通じて擦り合うのは興奮する」
「俺も同じだよ。彩さんが初めて店に来た時、見た目のタイプトから少し外れていたけど気持ちを鷲掴みされるようにドキドキしたけど間違いじゃなかった」

見た目のタイプじゃないのに気持ちを掴んだというのは誉め言葉だろうと思うと嫌な気がしない。
スリルは快感に火を点ける。ドキドキ感がたまらない。
一時期やっていたエログや親しい栞との会話で彩はMだと公言してきた。
愛を語り、身体だけではなく心を愛撫されながら気持ちを高揚させるセックスもいいが、たまには射精のための道具にされていると感じるのも悪くはない。
ウッウッ、クゥッ~、喘ぎ声を漏らし続ける彩は目を閉じる。

最寄駅からの帰り道、急ぐからと普段と違う暗い公園を抜けて帰ろうとすると、背後に複数の男の下卑な話し声を聞いて早足になると靴音が遠ざかるどころか急ぎ足で近付いてくる。
女一人が抗っても叶うわけもなく芝生に押し倒され、衣服を引き千切られて下着姿にされてしまう。
夜の公園で見知らぬ男たちの慰み者にされてしまう。
うるさい、何もしゃべるな。俺たちが満足すれば自由にしてやる、分かったな。
ペニスを捻じ込まれた口は哀願の言葉も吐くことも出来ず、オマンコにも男のモノを挿入される。
お前たちが楽しんでいるのに我慢できるわけがないだろうと三人目の男にアナルを犯される。
男たちのペニスを受け入れることのできる穴をすべて塞がれ、快感を与えられないセックスで男たちは満足して去っていく。
ぼろ布のように捨てられたまま立ち去る男たちの後ろ姿と足音が遠ざかるとやっと鼓動と呼吸が落ち着く。
身体と心を弄ばれたというのに不快感が残らない……妄想は現実じゃない。
彩は現実に引き戻される。

「彩、ムリしなくていいんだよ。オレも悠士も気持ちいいし満足しているけどセックスは片方だけが満足すれば好いんじゃない」
「うん、二本のオチンチンに犯されるのって興味はあったけど怖かった……ウフフッ、思っていたより痛くない。ねぇ、気持ち善くなりたい、もう少しなの。すぐそこに今まで経験したことのない快感が待っているような気がするんだけど手が届かないの、ねっ、お願い」

健志がアナルの奥に押し込むと悠士が引き抜き、次にはその逆にゆっくりと出し入れを繰り返される。
ぎこちないピストン運動がリズムよく動き始めるころには目の前の悠士の表情が緩み、腰に添えた健志の手から緊張が抜けていくのが分かる。
苦痛のもとになっていた圧迫感を心地よく感じ始め、アナルの奥深くで振動を繰り返していたローターの刺激が身体の端々まで届き、脳天を突き抜ける。
健志と悠士の動きにぎこちなさが無くなり、互い違いに出入りを繰り返されると薄い壁を挟んで男二人に弄ばれる被虐感でMの血が騒ぎ、同時に出し入れされてつ入れられるときは圧迫感で身体の芯まで熱くなり、引き出されるときは内臓まで出ていくようで気が遠くなり頭の中が真っ白になるような快感に支配される。

「ウグッ、グゥッ~、だめっ、彩はもうダメ……」
「俺もだ、彩さん。オマンコの奥深くに吐き出すよ、受け止めてくれ」
「彩、好い女は尻の穴も気持ちいい。限界だ、逝くよ……ウッ、ウググッ」
健志と悠士は同時に奥深くまで突き入れて男汁を吐き出し、オマンコとアナルで受け止めた彩は脳の天辺にまで突き抜けるような熱い迸りに意識が遠くなる。

彩―隠し事 291

淫 -18

「気持ちいぃ、悠士のオチンポが奥を突くと快感が全身を駆け巡って意識が遠くなってフワフワする。お店に伺った時、逃げるようにして帰ってきちゃったけど、損しちゃった気分……アンッ、また、クゥッ~、気持ちいい」
彩の背後に立ち後姿を見て愛おしさが募り、肌に触れることさえ躊躇う気持ちになっていた健志は臆面もない言葉に苦笑いを浮かべる。
たっぷりの黒髪は重さを感じさせないようにレイヤーカットしているので清潔感と快活さを強調してスポーツ好きの彩の魅力を際立たせ、成熟した女性らしい柔らかさを湛える染み一つない白い肌は触れるものを離れがたいと思わせるようなしっとり感がある。

彩は自らの被虐感について恥ずかしい姿を見られるか見られないかのスリルにゾクゾクすると言い、SMショークラブで衆人の注目を浴びながらカヲルに下着姿で縛られた時は大げさではなく心臓が爆発してしまうほど興奮したとも言った。
そんな彩に経験したこともない昂ぶりを与えられるかどうか自信はないがスタンドミラーを用意する。

「アァ~ン、気持ちいい。悠士のオチンポと彩のアソコの相性がすごくいい。激しく動かなくてもつながっているだけで身体の芯まで熱くなる」
「俺も気持ちいい。彩とつながって体温や鼓動を感じるとドキドキするし、いつまでもこうしていたいと思う……動きたくない。動くと果てちゃいそうだよ」
「彩も……ギュッと抱きしめて。今はそれだけで十分……」
言い終えた彩は悠士を跨いでつながったまま身体を倒して胸を合わせ、悠士は支えるために腰に添えていた両手を背中に回して抱きしめる。
顔を近付けて耳元で何かを囁いた悠士に嫣然と微笑んだ彩は、
「ダ~メ。悠士と身体の相性がいいと思うし、肌がくっつくだけでドキドキするほど興奮するけど……ウフフッ、健志とはもっといいの。顔を合わせるだけでドキドキするし、息を吹きかけられるとアソコが濡れちゃう。耳元で囁かれると脳が逝っちゃいそうになるんだもん」
「彩、悠士は何て言った??どんな言葉で口説かれたんだ??」
「妬いているの??今日だって寸暇を惜しんで会いに来るほど健志との時間を大切にしているんだよ」

言葉で心を蕩かされながらも悠士のペニスを咥えた股間をウネウネと蠢かす彩の背中で黒髪が揺れ、ヴィーナスのエクボが妖しく微笑むのを見ると嫉妬心が芽生えて嗜虐心が疼く。
ピシッ……「アンッ、いたいっ。尻を打たれて気持ちいいなんて彩は変??」
「彩がマゾッコだからだろ。白い尻がプリプリして腰から太腿がムッチムチ、見るだけで我慢できるわけがない……齧っちゃうぞ」
尻にむしゃぶりついて歯を立てると、イヤンッと甘い声を漏らして尻を揺すり、それが飲み込んだままのペニスに予期せぬ刺激を与えることになり、悠士はウッと声を漏らして彩は恍惚の表情を浮かべる。
「アンッ、悠士のオチンポが……気持ちいい。健志が悪いんだからね、彩が望んで悠士を呼んだんじゃないからね……アァ~ン、だめっ」
胸に突っ伏した上半身を起こし、髪を振り乱して身悶える彩の艶かしい姿が自分を誘っていると感じた健志は肩を押し、上半身を倒して尻を突き出した格好にさせる。

「悠士とつながっているのを見ながら口にするのは照れるけど、好い女は尻の穴も色気がある……尻の穴のローターだけどスイッチを切ったのは彩だろう」
アナルから垂れるローターのコードをたどりコントローラーを手にして彩に見せつける。
「彩、オマンコはオレのモノを飲み込んで尻の穴はローターに苛めてもらうのか??タケ、スイッチは俺に入れさせてくれよ」
ヴィ~ン、ヴィ~ン……クゥッ~、気持ちいい……腰を突き上げて子宮口を突き、受け取ったコントローラーをこれ見よがしに操る悠士は身悶える彩に与えられる気持ち善さに酔い、白くてムッチリの身体を挟んで健志と視線があうと自然と表情が綻ぶ。

健志は丸くて触り心地の好い尻に手を添えて割れ目を開き、血管を浮き上がらせて彩に押し入る悠士のモノも、アナルの奥で振動を続けるローターにつながるコードを気にすることもなくところ構わず舐めまくり甘噛みする。
「イヤァ~ン、気持ちいいけど、それだけなの??童貞男子がどうしていいか分からず舐め回しているみたい……焦らされて快感が高揚するときばかりじゃないの、分かるでしょう」
言い終わると悠士に股間を押し付けて円を描き、突き出した尻を艶めかしく揺すって振り返り、遠くを見つめているような焦点の合わない視線を向けて健志を挑発する。
健志の手がローションに伸びると一瞬不安の表情を浮かべ、次の瞬間には好奇を宿して唇に舌を這わせて尻を突き上げ悠士にしがみつく。

割れ目の上部に垂らしたローションが窄まりの中心を目指して滑り落ち、健志のペニスがそれを塗り広げながら馴染ませて腰を突き出すと呆気なく洞に姿を隠す。
「ウッウッ、ウググッ、きつい……彩のオチリが壊れちゃう。ゆっくり、最初はゆっくりだよ」
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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