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堕ちる

幸子の悲劇-3

ボタンを外して露になった乳房を隠すためにシャツを掻き合わせていた瑞樹は、その手を放して新田の前で立ち尽くす。
「自分で脱ぐのは恥ずかしい・・・」
紗耶香の調教に加わった瑞樹が言葉に出来ないわだかまりを抱えているのを理解する新田は余計なことは口にせずに手を伸ばす。
その手に重ねた瑞樹の手を掴んで引き寄せて唇を合わせ、身体中をまさぐると、感に堪えぬ風で吐息を漏らして唾液を啜る。
シャツの前はしどけなく開いて剥き出しになった乳房は新田の手の中で歪に変形する。
「もっと、強く・・・壊れちゃうくらい強くして」

均整がとれた身体の瑞樹が歩く時は腰の位置が高く膝下が伸びて颯爽とした魅力に溢れ、二人で歩くとすれ違う男たちは瑞樹を見た後、新田に羨望の眼差しを向ける。
今、新田の腕の中で身悶える瑞樹は見かけと違って要所をムッチリとした柔らかみで包み、触れた手が肌に吸い付くように馴染んでいく。
「瑞樹の肌はオレを意地悪にする・・・誰にも触れられたくない嫉妬心が湧いてくる」
「嬉しい・・・滅茶苦茶にして、貴男以外の男性に目もくれない女になりたい。好き、大好き」
何かを思い出して自分に言い聞かせるように切羽詰まった声を漏らす。

ついばむように唇をつつき合い、舌先が唇を刷いて互いの手が肌をまさぐり合う。
「大好きだよ。瑞樹の肌に触れると離れられなくなる」
「私も大好き・・・アンッ、脱がされちゃうの??私は身体も心も貴男のモノ。脱がせて・・・」
ブルーのシャツを脱がすと身に着けるのは真っ赤な紐パンだけとなり、脱がせてと言った瑞樹は羞恥で肩をすぼめるものの健気にも剥き出しの乳房や股間を隠すことなく立ち尽くす。
「ハァハァッ・・・舐めさせて、貴男のモノを舐めて恥ずかしさから逃れたい」
ソファに座る新田の前でうずくまった瑞樹は、
「脱がせてもいいでしょう??私だけハダカンボなのは恥ずかしい・・・」

白い指がナイトガウンをはだけると宙を睨むペニスが姿を現し、見つめる瑞樹は驚きの表情で目を見張り直ぐに笑みが浮かぶ。
「私のオッパイを見てこんなになっちゃったの??まさか、エロチックな香りのせいだって言わないでしょう??」
「オッパイだけじゃないよ。さっきも言ったけど、嗅覚や視覚など瑞樹と一緒に五感を刺激されているんだから萎んだままだったらおかしいだろう」
「ウフフッ、我慢できるかな??」
亀頭を指でなぞり僅かに滲んでいた先走り汁を塗り広げて嬉しそうに笑みを浮かべ、上目遣いで見上げる色っぽさにペニスはピクンッと反応する。
見てはいないものの指に伝わる感触でペニスの興奮を悟った瑞樹は、オシャブリする前から昂奮して、すぐに発射したりしないでよと憎らしい事を言う。

付け根に指を添えて口に含んでも怒張は宙を睨んで上顎をつつき瑞樹はウェッと苦しそうな声を漏らす。
「大丈夫??苦しかったか??」
「平気だよ、この子が元気だからびっくりしたの。私の口の中で跳ねるほど元気なのは嬉しい・・・オシャブリを続けるね」

左手を付け根に添えて右手は陰嚢をヤワヤワと擦りながら顔を上下する。
ジュボジュボ、ジュルジュルッ・・・ウグウグッ、フグフグッ・・・顔の上下の度に唇が亀頭を刺激して得も言われぬ快感に表情を緩め、温かい口腔で柔らかな舌が絡みつく心地良さに我慢の限界を感じた新田は瑞樹の髪を掴む。
瑞樹を抱き起してベッドに運び、両手で腰のあたりを擦りながらショーツ越しに股間をベロベロと舐めまわす。
「ねぇ、どうしたの??いつもの貴男と違ってせっかちで乱暴・・・ありがとう。私の気持ちを分かってくれているんだよね・・・紗耶香さんはもっと恥ずかしい事をされたし私も参加したの」
「忘れろ」
「うん・・・入れて。忘れさせて」

堕ちる

幸子の悲劇-2

瑞樹を抱きかかえる新田の右手が胸の膨らみを覆って大きさを確かめるような動きをする。
「やっぱり嫌な男。大きくないって言いたいの??」
「瑞樹のオッパイに惚れたわけでもないし容姿だけに惹かれたわけでもない。一目惚れだから容姿は関係ないとは言わないけどね」
「好いものを見せてあげようか??」
「うん、見たい」
立ち上がった瑞樹は新田の頬を挟んでチュッと音を立ててキスをする。

アロマライトの熱で揮発したイランイランベースのオイルの妖艶な香りが部屋を満たし、その香りが瑞樹と新田の欲情を刺激する。
デニムショートパンツと新田のシャツを着けた瑞樹は薄明りの中でエロチックに身体をくねらせる。
アロマライトの灯りに照らされて踊る姿態は壁に映って妖艶さを増し、見つめる新田はゴクリと唾を飲み本物の瑞樹を通り越して影絵の動きに目を奪われる。
スクリーン代わりの壁のなかで瑞樹はゆらゆら身体を蠢かして髪をかきあげ視線は新田をとらえて離れず、唾を飲み呆けたように自分の分身を見つめる姿に満足する。
「私の影で満足するの??本当の本物の私を見ないで満足できるの??」
「影で満足したとは言ってないよ。影さえも魅力的な瑞樹に改めて惚れ直している最中だよ、邪魔されちゃったなぁ」
「そうだったんだ。邪魔しちゃって、ごめんなさい・・・ほんとうの私を見せてあげる。それで許して・・・ちゃんと見てよ」

嫣然と微笑んだ瑞樹は背を向けて壁に映る自らの姿態に見入り、艶めかしく腰を振って髪をかき上げる。
「音楽が必要だね、用意するよ」
艶のあるテナーサックスの音色が響き、肩越しに振り返って新田を見つめた瑞樹は挑発するように腰を中心にして身体を揺する。
「エロいよ。見るだけでもオレのモノが痛いくらいに昂奮する」
「クククッ・・・いいよ、エロイ私を見ながらチンチンを自分でしごいても。見てあげる。貴男の独りエッチを見てみたい・・・ウフフッ」
正面を向いて新田の股間に目を凝らす瑞樹は、
「見せてくれないの??がっかり・・・もっと昂奮させてあげる、我慢できるかな??」
腿の付け根に手を添えてゆっくり腰を下ろし、膝の辺りまで撫でまわして舌先が滑りを与えるために唇を一周する。
薄明りの中でも滑りを与えられた唇はグロスを塗ったように艶めかしく輝き、見つめる新田は喉の渇きを癒すためにワインを口にする。

再び背を向けて尻をプリンと振って注意を惹き、デニムのショートパンツを下ろしていく。
後ろ向きのまま右足を振ってショートパンツを新田めがけて飛ばす。
受け取った新田は股間部分を顔に近づけて大きく息を吸いこむ。
「何してるの??いやらしい・・・スケベ、エッチな男は好きだよ」
尻を突き出すと青いシャツの下から真っ赤なショーツが顔を覗かせる。
「瑞樹の白い肌を真っ赤な紐パンとオレの青いシャツが守る。中を見たいような、隠したままの清潔な色気を楽しみたいような贅沢な悩みを感じてる」
「そうなの??じゃぁ、もう少しサービスしてあげようか??」
後ろ姿を見せたままでボタンを一つ、また一つと外してシャツを左右に開く。
壁に映るシャツを左右に大きく開いた姿は身体のラインをはっきりと見せると同時に、クジャクが美しさを誇示するようなあでやかさを感じさせて新田の欲情を刺激する。
見たい??・・・肩越しに振り返って蠱惑的な笑みを新田に向ける。
「見たいよ。瑞樹のオッパイときれいな鎖骨のくぼみを見たい」
「鎖骨のくぼみを見たいの??変な人??・・・まだダメ、見せてあげない。見せてくださいってお願いされるまで見せないって決めてるの」

「瑞樹の美しさとエロさが同居する身体を見たい・・・見せてください、お願いします」
おどけたような新田の言葉に応えて、少しだけ見せてあげると告げて前を向く。
シャツを掴んだ両手を交差して白い肌は勿論、乳房も鎖骨のくぼみも隠してしまう。
喉の渇きを覚えた新田はワインで癒し、気持ちに余裕が生まれると瑞樹の姿態を眺めて楽しむ余裕が生まれる。
「フゥッ~・・・このオイルの香りはエロイよな。嗅覚を刺激して瑞樹のエロイ身体で視覚が目覚める。瑞樹の身体に手を伸ばして触覚を刺激し、喘ぎ声は聴覚、滲み出る蜜を啜って味覚を満たす・・・瑞樹はオレの五感を刺激してやむことがない」
「わたしは、そんな言葉に騙されて大好きな仕事を辞めた。今は貴男に愛されて幸せだけど、これからも続く??」
「オレは瑞樹に惚れてるよ・・・おいで、瑞樹のすべてを見せてくれるね??」

薄明りでもはっきり分かるほど羞恥で頬を染めた瑞樹はシャツの前を掻き合わせて新田の前に進む。
「優しくしてね。貴男が好き・・・何があっても貴男についていく」
プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

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