彩―隠し事 123
萌芽 -19
「私は一人、そんなに焦らなくても逃げないわよ……明日は土曜日だから私の身体を満足するまで味わい尽くしなさい」
ゴクッ……我先にと美樹に群がった男たちは冷静さを取り戻すことを余儀なくされて責めを躊躇する。
夫を除いた六人の男たちを前にしても怯むことなく胸を突き出して強調し、腰から太腿に至るムッチリとしたラインを見せつけて情欲を刺激することを忘れることがない。
そんな美樹と男たちの駆け引きを見る彩はハァハァッと息を荒げ、目隠しされて身体を隠すものが何もない状態で四肢を広げて拘束された女の哀願を聞いて視線を移す。
「ねぇ、こんな格好のままで無視されるのは惨めすぎる。誰でもいいから嬲って。私の身体で遊んでください、おねがいします」
「彩さん、彼女が可哀そうだと思ったら相手してあげて」
「えっ、彩が……あの人を満足させることなんて彩にはムリ、できない」
「そう、しょうがないわね……希美さん、パートナーはどうしたの??」
「こんな恥ずかしい格好でカヲルさんに縛られた後で彼に目隠しされちゃったから何処にいるか分からないの。一人で帰ったりしてないよね??」
「探してあげる……いた、下着姿の美樹さんに群がっている男六人の先頭に立ってパンツを脱がそうとしている……チンポがスゴイ、ベチョベチョに濡らして腹を打っているよ」
「ウソ、嘘でしょう??私をこんな格好のままにして他の女性となんて嘘でしょう??」
「嘘じゃないよ。希美さんの目で確かめなさい」
カヲルは希美の目隠しを外してパートナーの姿を指差す。
「ねっ、すごいでしょう。あのチンポで美樹さんを昇天させるつもりなんだよ……羨ましいでしょう、目の毒だから目隠ししようね。ついでだから猿轡もしちゃおう」
「ウッ、いやっ、猿轡は止めて……ウッ、ウググッ、グゥッ~……」
ギシギシッ……ウグッ、ウググッ、グゥッ~……椅子を軋ませて目隠しされた表情を歪めながらも艶めかしい呻き声を漏らす希美とパートナーの性癖を理解するカヲルは、美樹を責めながらもこちらの様子を窺い見る視線を意識して希美を羞恥責めする。
パートナーに見せつけるようにして希美の内腿を擦って恥毛を撫で、指先に絡ませて引っ張り顔を近付けて咥える。
剃刀を遣う真似をパートナーに伝えると、喉が上下してコクンと頷き希美から視線を外して美樹の身体に手を伸ばす。
「旦那さん、離れた所で見ていてくれますか。美樹さんのご主人がすぐそばにいると、どうしても遠慮してしまう」
「そうだな、分かった。バーカウンターで水割りでも飲んでいるよ……美樹、可愛がってもらいなさい」
夫が離れるのを待っていたかのように六人の男たちの手が伸びて美樹の肌をまさぐり、覗き込んでいる四人の女性の内、ある者は指が白くなるほど固く握り、またある者は周囲を気にする様子もなく自らの乳房を揉み、顔を背けようとしても気になるのか横を向いたまま覗き込もうとする女もいる。
「イヤッ、優しくして。乱暴なのはいやっ……オシャブリしろと言われればフェラチオします。オマンコもアナルも見せろと言われれば見せます。優しくしてください」
「分かった。ブラジャーとパンツを脱いでもらおうか、ストリップ嬢のように艶めかしくだぞ……立ちなさい」
二人の男に両手を支えられた美樹はヨロヨロと立ち上がり、恥ずかしいと消え入るような声を漏らす。
ショーツの股間は水をかけたように濡れて変色し、男たちの視線に美樹は顔を上げることもできずに表情を強張らせる。
「美樹さん、ストリップ嬢のようでなくてもいいからパンツを下ろしなさい……まずは膝まで下ろしてもらおうか」
「イヤッ、そんな恥ずかしいことをできない。脱がされるなら我慢します、許してください」
「そうか、しょうがないな。美樹さんはこのままにして、希美さんと遊ぼうか」
「えっ、嫌、脱ぎます。脱ぐから遊んで、オマンコもアナルもお口も私の穴はすべてあなたたちのオモチャにしていいから、脱ぎます」
目隠しで視覚を、猿轡で言葉を封じられた希美は耳をそばだてて様子を窺い、男たちの矛先が自分に向くかもしれないという期待で股間を濡らしたものの、美樹の言葉で望みが断たれたことを知り落胆の息を吐く。
取り囲む六人の男たちの十二の瞳だけではなく、夫や見守る四人の女、彩と健志、カヲルたちを順にみて、最後にウゥ~ウゥッ~と呻き声を漏らす希美に視線を巡らし、両足を震わせながらも健気にショーツに指をかける。
「グショグショに濡れていると思うけど笑わないでください……ハァハァッ、脱ぎます」
膝上までショーツを下ろして羞恥と快感の狭間で身体を火照らす美樹の股間は溢れ出た愛液が内腿にまで滴り落ち、恥毛もぐっしょり濡れて張り付いている。
「奥さん、ブラジャーを外してオッパイを見せてもらおうか」
美樹さんと呼んでいたのが奥さんと呼び方が変わり、夫の存在を思い出した美樹はバーカウンターを背にして水割りを飲む夫を見つめる。
そっと頷いた夫に微笑んで見せた美樹は乳房を掬うようにして揉みしだき、先端をクチュクチュ摘まんで、アウッ、クゥッ~と艶めかしい喘ぎ声を漏らす。
それを合図にして男たちの手が伸び、あっという間に寝かされて胸も股間も男たちの頭で隠れてしまう。
「ヒィッ~、そんな急に、イヤッ、ダメ……気持ちいい、もっと……もっと気持ち善くして、ハァハァッ、クゥッ~……ヒィッ~」
男たちの背中と足は見えるものの美樹の身体は覆い被さる男たちに隠されて見えず、手と足がわずかに見えるだけになっている。
ハァハァッ~、ウグッ、ピチャピチャッ、ウグウグッ……喘ぎ声も責める声も誰が漏らしているのか分からず、卑猥な湿り音は何処から聞こえてくるのかも分からない。
覗き込む四人の女は手を握り締めたり、荒い息を漏らすだけでは昂奮を鎮めることも出来なくなって自ら衣服を脱ぎ、女同士でキスをして乳房を揉んだり、押し付け合ったりと愛撫に励む。
彩はそばにいる健志やカヲルの存在を忘れたかのように股間に指を伸ばしてクチュクチュ、ジュルジュルッと卑猥な音を立てる。
そんな彩のそばを離れたカヲルは希美の拘束を解いて目隠しと猿轡を残して手首を縛り、天井から延びる縄につなぎとめる。
四人の女たちは希美に近付いて四肢に残る縄模様に指を這わせたり舌でなぞったりと集団レズビアンに興じ始める。
彩のそばに戻ったカヲルは、
「彩、見てなさい。始まるわよ、男も女も許してくれって言っても許されなくなる……男たちは精液を最後の一滴まで吐き出さないと女が許さない、ウフフッ、すごいよ。彩は女の業を知ることになるよ」
彩さんと呼んでいたのが呼び捨てになり、支配しようとしていることに彩は気付かない。
「私は一人、そんなに焦らなくても逃げないわよ……明日は土曜日だから私の身体を満足するまで味わい尽くしなさい」
ゴクッ……我先にと美樹に群がった男たちは冷静さを取り戻すことを余儀なくされて責めを躊躇する。
夫を除いた六人の男たちを前にしても怯むことなく胸を突き出して強調し、腰から太腿に至るムッチリとしたラインを見せつけて情欲を刺激することを忘れることがない。
そんな美樹と男たちの駆け引きを見る彩はハァハァッと息を荒げ、目隠しされて身体を隠すものが何もない状態で四肢を広げて拘束された女の哀願を聞いて視線を移す。
「ねぇ、こんな格好のままで無視されるのは惨めすぎる。誰でもいいから嬲って。私の身体で遊んでください、おねがいします」
「彩さん、彼女が可哀そうだと思ったら相手してあげて」
「えっ、彩が……あの人を満足させることなんて彩にはムリ、できない」
「そう、しょうがないわね……希美さん、パートナーはどうしたの??」
「こんな恥ずかしい格好でカヲルさんに縛られた後で彼に目隠しされちゃったから何処にいるか分からないの。一人で帰ったりしてないよね??」
「探してあげる……いた、下着姿の美樹さんに群がっている男六人の先頭に立ってパンツを脱がそうとしている……チンポがスゴイ、ベチョベチョに濡らして腹を打っているよ」
「ウソ、嘘でしょう??私をこんな格好のままにして他の女性となんて嘘でしょう??」
「嘘じゃないよ。希美さんの目で確かめなさい」
カヲルは希美の目隠しを外してパートナーの姿を指差す。
「ねっ、すごいでしょう。あのチンポで美樹さんを昇天させるつもりなんだよ……羨ましいでしょう、目の毒だから目隠ししようね。ついでだから猿轡もしちゃおう」
「ウッ、いやっ、猿轡は止めて……ウッ、ウググッ、グゥッ~……」
ギシギシッ……ウグッ、ウググッ、グゥッ~……椅子を軋ませて目隠しされた表情を歪めながらも艶めかしい呻き声を漏らす希美とパートナーの性癖を理解するカヲルは、美樹を責めながらもこちらの様子を窺い見る視線を意識して希美を羞恥責めする。
パートナーに見せつけるようにして希美の内腿を擦って恥毛を撫で、指先に絡ませて引っ張り顔を近付けて咥える。
剃刀を遣う真似をパートナーに伝えると、喉が上下してコクンと頷き希美から視線を外して美樹の身体に手を伸ばす。
「旦那さん、離れた所で見ていてくれますか。美樹さんのご主人がすぐそばにいると、どうしても遠慮してしまう」
「そうだな、分かった。バーカウンターで水割りでも飲んでいるよ……美樹、可愛がってもらいなさい」
夫が離れるのを待っていたかのように六人の男たちの手が伸びて美樹の肌をまさぐり、覗き込んでいる四人の女性の内、ある者は指が白くなるほど固く握り、またある者は周囲を気にする様子もなく自らの乳房を揉み、顔を背けようとしても気になるのか横を向いたまま覗き込もうとする女もいる。
「イヤッ、優しくして。乱暴なのはいやっ……オシャブリしろと言われればフェラチオします。オマンコもアナルも見せろと言われれば見せます。優しくしてください」
「分かった。ブラジャーとパンツを脱いでもらおうか、ストリップ嬢のように艶めかしくだぞ……立ちなさい」
二人の男に両手を支えられた美樹はヨロヨロと立ち上がり、恥ずかしいと消え入るような声を漏らす。
ショーツの股間は水をかけたように濡れて変色し、男たちの視線に美樹は顔を上げることもできずに表情を強張らせる。
「美樹さん、ストリップ嬢のようでなくてもいいからパンツを下ろしなさい……まずは膝まで下ろしてもらおうか」
「イヤッ、そんな恥ずかしいことをできない。脱がされるなら我慢します、許してください」
「そうか、しょうがないな。美樹さんはこのままにして、希美さんと遊ぼうか」
「えっ、嫌、脱ぎます。脱ぐから遊んで、オマンコもアナルもお口も私の穴はすべてあなたたちのオモチャにしていいから、脱ぎます」
目隠しで視覚を、猿轡で言葉を封じられた希美は耳をそばだてて様子を窺い、男たちの矛先が自分に向くかもしれないという期待で股間を濡らしたものの、美樹の言葉で望みが断たれたことを知り落胆の息を吐く。
取り囲む六人の男たちの十二の瞳だけではなく、夫や見守る四人の女、彩と健志、カヲルたちを順にみて、最後にウゥ~ウゥッ~と呻き声を漏らす希美に視線を巡らし、両足を震わせながらも健気にショーツに指をかける。
「グショグショに濡れていると思うけど笑わないでください……ハァハァッ、脱ぎます」
膝上までショーツを下ろして羞恥と快感の狭間で身体を火照らす美樹の股間は溢れ出た愛液が内腿にまで滴り落ち、恥毛もぐっしょり濡れて張り付いている。
「奥さん、ブラジャーを外してオッパイを見せてもらおうか」
美樹さんと呼んでいたのが奥さんと呼び方が変わり、夫の存在を思い出した美樹はバーカウンターを背にして水割りを飲む夫を見つめる。
そっと頷いた夫に微笑んで見せた美樹は乳房を掬うようにして揉みしだき、先端をクチュクチュ摘まんで、アウッ、クゥッ~と艶めかしい喘ぎ声を漏らす。
それを合図にして男たちの手が伸び、あっという間に寝かされて胸も股間も男たちの頭で隠れてしまう。
「ヒィッ~、そんな急に、イヤッ、ダメ……気持ちいい、もっと……もっと気持ち善くして、ハァハァッ、クゥッ~……ヒィッ~」
男たちの背中と足は見えるものの美樹の身体は覆い被さる男たちに隠されて見えず、手と足がわずかに見えるだけになっている。
ハァハァッ~、ウグッ、ピチャピチャッ、ウグウグッ……喘ぎ声も責める声も誰が漏らしているのか分からず、卑猥な湿り音は何処から聞こえてくるのかも分からない。
覗き込む四人の女は手を握り締めたり、荒い息を漏らすだけでは昂奮を鎮めることも出来なくなって自ら衣服を脱ぎ、女同士でキスをして乳房を揉んだり、押し付け合ったりと愛撫に励む。
彩はそばにいる健志やカヲルの存在を忘れたかのように股間に指を伸ばしてクチュクチュ、ジュルジュルッと卑猥な音を立てる。
そんな彩のそばを離れたカヲルは希美の拘束を解いて目隠しと猿轡を残して手首を縛り、天井から延びる縄につなぎとめる。
四人の女たちは希美に近付いて四肢に残る縄模様に指を這わせたり舌でなぞったりと集団レズビアンに興じ始める。
彩のそばに戻ったカヲルは、
「彩、見てなさい。始まるわよ、男も女も許してくれって言っても許されなくなる……男たちは精液を最後の一滴まで吐き出さないと女が許さない、ウフフッ、すごいよ。彩は女の業を知ることになるよ」
彩さんと呼んでいたのが呼び捨てになり、支配しようとしていることに彩は気付かない。