2ntブログ

桜子 -6



「どこなの??ベッドじゃないでしょう??」
抱き上げられた桜子は目隠しをされたままなので場所が分からず不安の言葉を口にする。
「下ろすよ。手を伸ばせば身体を支えることが出来るからね。いいね、分かったね??」

「なに、なに??冷たいしツルツルしている。鏡なの??もしかして、窓なの??」
「よく分かったね。桜子が手をついて身体を支えているのは窓だよ。目隠しのせいでレインボーブリッジを見ることが出来ないのが残念だろう??」
「オッパイもアソコも見えちゃう。いやっ、やめて」
「大丈夫だよ。部屋の灯りは落としてあるからスポットライトでも照射されなきゃ見えないよ。桜子はオレだけのモノ、誰にも見せない」
「嬉しい、私はあなたの女。約束だよ、柏木さんが自分でそう言ったんだからね……入れて、あなたとつながりたい」
「入れる前にナイティを脱いでもらうよ。このまま立ちバックでつながるとオレには桜子の肌が見えないからね」
剥ぎ取るようにナイティを脱がせ、足を開いて尻を突き出せと命じる。
「これでいいの??こんな格好は恥ずかしい。笑っちゃ嫌だよ」

幼少の頃から、この子の将来が楽しみだ。美人になると言われて育ち、長じてその言葉に変化があったとすれば将来が今に変わった事だった。
今の仕事に就いてからは指名客の人数は恵まれたものの身長が高いこともあって、お客さまは綺麗だねと言ってくれても誘いにくい雰囲気があると間接的な表現で言われたこともある。
自分から打ち解けて男性に頼るという性格でもないので他人が思うほど男性経験は多くないと思っている。
高浜に連れられて柏木が来店した時、一目惚れしたのも事実だが桜子を特別に意識することなく普通に接してくれたことも惹かれた理由だと思う。
高浜が桜子を指して、どうだスタイルは好いし美人だろうと言っても視線を逸らすこともなく、聞いていた以上だよ、ハマが褒めるのは間違いじゃないと言っただけで、冗談でも誘うわけでもなく楽しそうに水割りを飲んでいた。
お代わりを作ろうとして伸ばした桜子の手と偶然触れても動揺する事もなく、ゴメンと一言詫びただけで済ませた。
桜子の方が動揺して異変を高浜に指摘される始末だった。

そんな柏木にバックスタイルで貫かれるのだと思うと口から心臓が飛び出てしまうのではないかと思うほどバクバク、ドキドキして平静ではいられない。
「恥ずかしい。変なところを見ちゃ嫌だよ、こんな浅ましい格好であなたとつながるなんて……」
「夜の東京湾の景色を見ながら桜子とつながる。入れるよ」
ペニスが秘所に擦りつけられると窓に伸ばした手を握り、唇を噛んで足指の先に力を込めて悦びの瞬間に備えようとする。
摘まんだペニスを蠢かして十分に馴染ませ、腰を掴んだ手に力を込めてグイッと突き出すとあっけなく姿を消していく。
「ウッ、ウッ、アワワッ……くるくる、入ってくる。アウッ、ウゥッ~、こうして欲しかったの、嬉しい……ハァハァッ」
窓ガラスに手をついて自らの身体を支え、背面立位でつながっては柏木にしがみつくこともできず、息を荒げて悦びに浸るしかない。

ペニスを奥深くまで突き入れて円を描くように腰を蠢かし、背中に上半身を重ねて乳房を揉みしだくと、ウッと甘い声を漏らして崩れ落ちそうになる。
足を踏ん張り乳房に添えていた両手で桜子の身体を支えると、
「ダメ、腰が落ちそうになっちゃう。久しぶりのエッチがあなたとだから、立っているのも辛いほど気持ちいいの」
「気持ち善くなってくれて嬉しいよ。オレと桜子が初めて結ばれた日、大切にしたいし焦ることはないな」
桜子との結合を外すことなく背後の椅子に腰を下ろし背面座位に変化する。

「独りで楽しむには勿体ないから桜子にも見せてあげる……目隠しを外すよ」
「きれい……宝石箱をひっくり返したような美しさって言うけど、今見ている景色がそうだよね」
ライトアップされたレインボーブリッジが虹色に輝き、暗い海は湾を取り囲む建物や街路灯を映して宝石を散りばめたようにキラキラ光る。
波に翻弄される木の葉のように散りばめた宝石がユラユラ揺れる幻想的な景色に見入る桜子は、うっすらと窓に映る自らの痴態に気付いて悲鳴にも似た声を漏らす。
「イヤッ~、映っている、窓に映っているの」
「見るだけじゃダメだよ。桜子の女の部分がオレの男を美味そうに咥えこんでいる処を触ってみなさい」
「いやっ、そんなことを言わないで……触ってもいいの??」
恐る恐る伸ばした指が結合部をなぞり、猛るペニスに浮かぶ血管に指を這わせる。

「なに??ゴツゴツしてる。あなたのチンチンなの??」
「桜子を悦ばせるために思い切り大きくなっているんだよ、だからゴツゴツ節くれだったようになるんだよ」
「クククッ、変な抑揚をつけて赤ずきんのオオカミになったつもりなの??」
「そうだよ。オレはオオカミだよ。桜子を啼かせるために犯しちゃうんだよ」
「啼かせて、嬉し涙を流すほど苛められたい」
「もう一度、立って窓に手をつきなさい」

再び背面立位に変化して桜子の腰を掴んで大きく、ゆっくりとピストン運動を繰り返す。
グチャグチャ、ヌチャヌチャッ……桜子と柏木のモノが戯れて嬉し涙を流し、それが卑猥な音を奏でて二人の欲望にさらなる火を点ける。
「クゥッ~、あなたが腰を引くと私の昔の想い出が内臓と共に引き出されて、押し込まれるときは、あなたとの新しい想い出を記憶に刻まれるような気がする」
「そうか……こうやって腰を引くと桜子の想い出をオレのカリが引きずり出して、押し入るとオレの記憶が桜子に刻みこまれるのか、桜子は可愛い女だよ」
「もっと、激しいのが好い。壊れちゃうほど責められたい」

ピシッ……ヒィッ~、気持ちいい、痛くされると胸がキュンとなる……パンパンッ……きついっ、凶暴なチンチンが私を苛める、もっと激しく……尻を打たれると甲高い悦びの声を漏らし、ペニスを突き入れられると桜子の瞳に映る東京湾の夜景が揺れる。
ペニスを出し入れする度に桜子の背中が妖しく蠢き、ヴィーナスのえくぼが微笑んで見える。
「気持ちいぃ……東京湾の夜景がこんなにきれいだなんて、あなたの手が私の身体に触れる場所が性感帯になるって言ったけど、あなたといると景色さえもがいつもと違って見える」


関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ちっち

Author:ちっち
オサシンのワンコは可愛い娘です

アッチイのは嫌
さむいのも嫌
雨ふりはもっと嫌・・・ワガママワンコです

夜は同じベッドで一緒に眠る娘です

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード